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JICA集団研修が行われました 

 平成27年6月1日(月)から5日(金)の5日間、途上国の農業協同組合の組織化などを目指す国際協力機構(JICA)の集団研修が宮城県で行われました。

 JICAの集団研修は、アジア農業協同組合振興機関(IDACA)の受託により、5月から7月にかけ日本国内で行われたもので、協同組合の組織化や組合の効率的運営の手法を学び、組合活動を通して資材購入や販売促進等を活発化することで、農家所得の向上に寄与することを目標としています。

 多くの途上国では、小規模農家の比率が高く、また技術や情報不足等により生産性が低いため、販売促進や資材購入が効率的に進められていません。それらを克服するため、協同組合の必要性が叫ばれていますが、組織化が未発達であり、協同組合の機能が十分に発揮されていない状況にあるためです。

 本県では、以下の日程で研修を行い、日本の農村社会・地域農業や農家の実態と農協とのかかわり、単位農協・県段階の組織の役割とその関係などについて紹介しました。

研修先とその主な内容

<1日目>
 (1)JA宮城中央会:復興から飛躍へ~宮城県下の農業と農協組織
 (2)宮城県農業園芸総合研究所:研究所の沿革、主な試験研究
 (3)JA学園宮城:JA役職員向け研修の概要、施設見学

<2日目>
 (1)(株)パールライス宮城:みやぎの安全安心米の取り組み、精米工場の概要と見学
 (2)JA加美よつば:営農の取り組みと施設見学

<3日目>
 (1)(有)耕谷アグリサービス:法人事業概況と先端プロ圃場視察
 (2)名取市閖上・岩沼市・亘理町荒浜:被災地車窓視察
 (3)JAみやぎ亘理:いちご団地園芸圃場見学

<4日目>
 (1)JA古川:畜産事業の概要と肥育農家への訪問
 (2)JA栗っこ:介護事業の取り組み

<5日目>
 (1)JA仙台:JAファーマーズマーケット「たなばたけ」の直売事業概要、見学

主な研修風景
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