ＪＡ宮城中央会とNHK仙台放送局は19日、第40・41回日本農業賞の宮城県授賞式と祝賀会を、仙台市のＪＡビル宮城で開きました。第40回の昨年は東日本大震災の影響で式典が開けなかったため、第41回と合わせて4団体の栄えある受賞を、行政やＪＡ関係者ら約50人が祝いました。

　第40回は、栗原市の旧瀬峰町全域で稲作や畜産を行う362戸が、一つの経営体と見立てた「瀬峰農場」を形成し、旧町全体で循環型農業に取り組んでいる栗原市瀬峰地区循環型農業推進会議が、集団組織の部で大賞を受賞。特別部門、第7回食の架け橋賞では、直売所を核に6次産業化ネットワークを広げている、やくらい土産（どさん）センターさんちゃん会が優秀賞を受賞しました。

　第41回は、ガーベラを東北一の産地となるまで成長させたＪＡいしのまき桃生ガーベラ部会が集団組織の部で優秀賞を受賞。特別部門、第8回食の架け橋賞では、仙台市松陵地区と支援協定を結び、都市と農村の交流を実践している加美町の上区城内営農組合が審査委員特別賞を受賞しました。

　ＪＡ宮城中央会の菅原章夫会長は「2年連続の受賞は、本県農業が全国でもトップクラスにあることが証明されたもの。県内農家に大きな勇気と元気を与えてくれた」と、受賞をたたえました。

　また、第40回集団組織の部で大賞を受賞した栗原市瀬峰地区循環型農業推進会議については、10日にNHKホールで開かれた全国表彰式においても表彰を受けました。同表彰式は、NHK、JA全国中央会、JA都道府県中央会が主催し、東日本大震災で延期されていた第40回と本年度の第41回を合わせて行ったものです。表彰式に続いて行われた記念イベントの模様や受賞者の取組み紹介等は、下記の通りNHK総合テレビにより放送予定ですので是非ご覧下さい。

第40回日本農業賞

第41回日本農業賞